クスッと笑みをこぼしあたしの手をしっかりと握って歩き出す。 「えっ、悠斗・・・手握らなくても大丈夫だよ?」 「初はお子様だからまた転ばないように握っててやるよ」 「おっ、お子様じゃないもん!」 そう言っていつものように怒ってみるけど手をつないでいることが嬉しくて。 自分から離すことなんてしなかった。 いつかこの手を彼女として握れますように・・・。