「…なーなみさん?」 「へっ!?……時哉か…」 急に耳元で囁かれてびっくりした。 「へっ って…お前は相変わらずだな。」 「相変わらず?」 「俺たちが日本来てすぐの… 屋上に初めて来たお前に声かけた時も 今とおんなじリアクションだったろ。」 「え、そうだっけ?笑」 「あぁ、可愛げのねー女だなって あの時も思ったよ、俺。」 「悪かったわね、可愛げなくて!」 「そんなに怒るなって。」 「ったく時哉は…もう。」