「ねぇ隼輝、 他の女の子と遊ばなくていいの?」 「他の女の子?どうして?」 「どうしてって… せっかくの…遠足だし。 稜介とか時哉とか楽しそうだよ?」 「いいよ。 俺はちょっとでも菜々美といたいから。」 「…っ…で、でも、ほら、 クラスの男子とか…さ? せっかくの仲良くなれるチャンスだよ?」 「そう…だな…」 「うん、私はもう充分 楽しませてもらったよ。 隼輝もクラスの男子とあーやって バカ騒ぎしてきなよっ。」 「…そうだな、ちょっと行ってくる。」 「うん、行ってらっしゃい。」