あ〜もうっ! 変なのに絡まれた〜っ… しかも何よ、姫って! 教室につくと私は教科書を出して 席についた。 「ちょっとなっち!」 「ん?」 席に着くと同時に隣の席の和香ちゃんが 私の肩をつつく。 「あの隼輝様に 見染められたってホントなのっ?」 「隼…輝?」 「なに言ってるのよ! 姫って呼ばれてるんでしょっ?」 「あ〜、あの人、隼輝っていうんだ。」 「もしかしてなっち、あの5人のこと 詳しく知らないの?」 「うん、なーんにも。」