「俺らの気持ちが繋がってんの
知ってたのは…お前くらいだろ。」
「隼輝っ…!」
「おはよ、菜々美。」
私の後ろから突然現れたのは隼輝だった。
「……それに、
俺にそんなおせっかいやくやつ、
昔から時哉くらいだろーが。」
「……勝手に思ってろ。」
そう言うと時哉は先に
スタスタと階段を上ってしまった。
心なしか、時哉の顔が
少しだけ赤かった気がした。
「…ったく。素直じゃねーなー。」
「…時哉は隼輝が大好きなんだね。」
「…俺は菜々美が大好きですけどね。」
「なっ…//// ……や、やめてよ朝からっ…」
「赤くなっちゃって〜かーわいっ。」
そう言って隼輝は
私をぎゅーっと抱きしめた。
「ちょ、ちょっと…!
みんな見てるでしょーがっ…」
「いいじゃん別に。見せつけよーぜ。」
「は、はぁ…!?」
「…おっと、遅刻する。
……行くぞ。」
隼輝が私に手を差し出す。
「…ん。」
私はその手をぎゅと握った。
