「たくさんの人がいるこの世界で、 誰かと両想いになるなんて 本当に、奇跡みたいなことなのよ。」 「……」 「…その奇跡を、大切にしなさい。」 「…ありがとう、お母さん。」 お母さんはにっこり笑って 行ってらっしゃい、と言ってくれた。 「いってきまーす!」 私はもう一度バレッタに触れて、 家をあとにした。