_____ああぁああぁー!!!!
だめだ!!!だめだだめだだめだ!!!
「……幸せすぎるうぅううぅ〜っ!」
思わず部屋で叫んでしまった。
隼輝と付き合ってから2日目の今日。
こんなに幸せな気持ちで目覚めたのは
人生初めてである。
「菜々美〜!
そろそろ降りてきなさーい。」
2階からお母さんが叫んだ。
「はーーい!」
昨日は峰高祭の振り替え休日で
学校は休みだった。
そしておととい、
後夜祭の花火の下で私たちは……
「ぐふふふふふふっふふっ。」
思い出しただけでもにやける。
昨日は隼輝には会えなかったけど
夜ご飯のあと、
隼輝から電話がかかってきた。
こんな経験、初めての私は
何を話したら良いのか分からなくて、
最初は隼輝が一方的に話してたけど
しばらくしていつもみたいに話せた。
寝る前には隼輝から
菜々美の顔が見たいからテレビ電話しよう
と言われて、これまた人生初の
彼氏とのテレビ電話もした。