ウワサの5人の王子様☆




そして無事に体育祭が終わった。



だけど、あれから
菜々美が戻ってくることはなかった。




「…あ。ねぇ。」



「えっ?…あぁ、隼輝くん。」



俺はいつも菜々美と一緒にいる子に
菜々美のことを聞いてみることにした。



「菜々美どこ行ったか知らない?」



「あ…菜々美…は…」


なぜか言葉をつまらせる。


「……?」



「えっと…用事があって帰っちゃって…」



「あ…そうなんだ…」



聞いてなかったな、用事があったなんて。


どうせ明日会えると思ってたこともあり、
俺は特に気にすることもなく
学校をあとにした。