ウワサの5人の王子様☆




女の子の気持ちとは裏腹に
俺は悔しくてたまらなかった。


あれだけ菜々美と同じ時を過ごしたのに
未だに菜々美を振り返らせられずにいる。



「はぁ…」


小さくため息をついたその時だった。



「なっち!?」


菜々美の友達の子が突然叫ぶ。


菜々美を見ると


「…菜々美?」



菜々美の目にはなぜか涙が。


菜々美は
目にゴミが入ったと言って
その場から立ち去った。