「悪い!みんな!
またあとで写真撮ろう!」


俺は顔の前で手を合わせ
女の子たちに言った。


「えぇーーっ!なんでよ隼輝くんっ!」



女の子たちは悲しそうに俺を見る。


「え…なんでって…」

理由はひとつしかない。


「菜々美が帰ってきたから。」