「…向井。」



「はい、ぼっちゃま。」



「まだみんな着いてないのか?」



「…はい。風野井のぼっちゃまが…」



「ったく大雅は…。もう遅刻決定だな。
ちょっと俺、トイレ行ってくるよ。」



「かしこまりました。
靴箱を進んで、右手にあるようです。」



「わかった、ありがとう。」