え?あつきがなんでここに⁈

「なんでここにいるの⁈」

「なんでって……散歩だよ」

「いつもここ通るの?」

「そうだよ。てかすず、なんで包丁持ってるの?」

「あ、えっと……これは……」
いけない‼︎バレてしまう!どうしよう!

「ま、まさか、人は殺さないよな?鈴に限ってそれはないよな?」

どうしよう…‼︎もうバラしてしまうか……
あっ、いいこと考えた☆

「うん。そのまさかだよ。このことは秘密だったのにね。バレちゃったらしょうがない。


殺さないとね♡」

「は…はあ…なにいってんだよ……殺すとか嘘だよな?」

「嘘じゃないよ?本当だよ?だって今まで10人も殺したんだから。」

「え……?」

「うん分かるよ。その気持ち。私もびっくりしたもん。人を殺すのが楽しいなんて。」
「殺すたびに快感を覚えて、また殺したいって思っちゃう。」
「欲望が抑えられないの」

「な…なぁ…。俺を殺すって言ったよな?本当なのか?」

「本当のことしか言わないよ?だから殺してあげる……」
あつきはもう息はしなかった。

「う、うわぁ!」
逃げる人を捕まえ、殺した。ぐちゃぐちゃに。

「あははははははははは!殺しちゃった……きれいにしなくちゃ…」


私があつきを殺した翌日。
もちろんあつきは来なかった。
家族が捜索願を出し、殺されたと分かり、警察が捜査をしている。

「誰も分からないよ……。私が殺したことなんて……。」
私はボソッと呟いた……