「綾があの木の実を独りじめしたかった何てね~」




美冬はそう言ってニタニタと笑った。




「ちっ!!違うよ!!!」




「え~嘘ぉ~実はそうなんじゃないのぉ~?」




美冬はまだニタニタと笑っている。




「だーかーらー違うってばぁ~!!!」




私はまた美冬に拳を振り上げた。




「あ~怖い、怖い!!!」




そう言いながら美冬は私から逃げた。




「ちょっとぉ~美冬~!!!!」