キャンディー~口のなかで広がる恋の味~

「坂田君!」

「?」

坂田君が、こっちを向いた
ドキッ

「あー、水野か
どうした?」

「いやー、なんとなく
坂田君が、いたから!」

ヤバい、何話すか決めてなかった~!

「ふっ なんだそれ 」

ドキッ
坂田君が、笑った
やばい、さっきから
ドキドキしっぱなしだ、私

「好き。」

『えっ?』

「水野?」

「私、今何ていった?
好き?……………………………
あ、言っちゃったーーーー!」

なんと、梨沙子に注意されて
約3分、
私、水野 遥香16歳
坂田君に好きと、言ってしまったーー!