陽だまり彼へ

他の人より、一歩遅れて新しい高校の制服に身をまとった私は、浮かれるわけでもなくただいつも通りご飯を食べていた。

私が、玄関で靴を履いていると家政婦の
[横郷美与子(よこざとみよこ)]が
笑顔で私に
「いってらっしゃいませ。春様」
そう言った。私は、美与子さんの方に半分だけ体を向けて一礼すると玄関の扉を開けて駅まで歩いて向かった。
夏終わったけど、秋になったばかりのせいか暑かった。でも、休む事も独り言をするわけでもなくただ駅へ歩いて行った。
ホームで電車を待っていると他の学校の子や、サラリーマンなどが次々とホームにやってきた。
「1番線に電車が参ります。危ないので、白線より前には出ないで下さい。」
その放送が流れた。私は、前の方に移動してもうすぐホームに止まる電車を待っていた。するとすぐに、電車がやってきた。