「あーもー、頑張る!」 「うるさいわよー!鳴!」 明日から、俺の、俺たちの、戦いが始まる。 もう逃げない。 迷わない。 迷えない。 「母さん、晩飯って何ー?」 リビングに向かいながら、早く明日が来い、と、少しの緊張と、少しのワクワクが俺の中で芽生え始めていた。 ――――――・・・ このときの俺はバカだったんだよな。 この日、唯花のメールに返信することを忘れたまま、次の日の面会を迎えたんだ。 そのせいでまた、ややこしいことになるなんて、1ミリも思わずに。