画面を下におくる。
『でも、やっぱり言わせて!』
やけに強めな書き方だった。
そして、俺はその下の文を見た瞬間に、確信することになった。
『キスとか、好きな人同士ですることだから、誰にでも簡単にしてたら間違われちゃうんだからね!』
―――好きな人同士。
唯花。
それは、唯花なんだよ。
お前だから、俺はキスしたんだよ。
俺たちは、好きな人同士、だったんだよ。
「・・・残酷、だな」
残酷。
今までの人生でそんなことを思ったことなんて、きっとない。
こういう時に使うんだな。
そうか。
こんな現実を、受け止めないといけないんだな。
あぁ、本当に、本当か。



