ただいま。


持つべきものは、そう。




「途中まではついて行くわ」


「大丈夫だって。そんな過保護に」

「また死人になっても困るし」



「だから、もう大丈夫だって」


「でも」
「そろそろウザいから」



「・・・ん!だったら大丈夫だな」



どんな判断基準だよ。






「じゃぁ、また明日な」


「おう。また明日」






玄関先で別れてからも、なんとなく視線を感じる。


絶対見てるよな。




それが伝わってくるくらいの視線だから。


俺は一度も後ろを振り返らずに、無事に家に着いた。




「あら、おかえりなさい」


「ただいま」




台所にいた母さんに、空になった弁当箱を預けて部屋に上がった。


荷物を置いて、ジャージに着替えて。




携帯を見てみると、メールが一件。





相手は、唯花だった。