「待って…」 教室から出て行く先生の腕を咄嗟に握る。 「柊?」 私の行動を理解できていない先生。 それはそうだ。だって、私が告白しようとしているのは先生なんだから。 ドキドキする。人生初の告白。 かすかに手が震える。 それに先生も気づいたのかわしゃわしゃと私の髪を撫でる。 「柊ならぜってぇ上手く行くって。俺ならきっと彼女にするぐらいにいい女だからさ」