ひまわり畑

もう1回、目を開けると蓮の顔。

「大丈夫?」

「うん。もう大丈夫だよ」

「帰るぞ」

手はいつも、握ってくれる。
私はこの手に、安心するんだ。


「今日ね、りゅーちゃんが運んでくれたんだって」

私がりゅーちゃんの話をすると、
蓮は不機嫌になった。

それに気づいた時には遅かった。

「蓮?」

「そんなに、本条が好きなら、本条と帰ればよかったじゃん」

「れ、ん?」

「わり、先帰るわ」


その手を離して、いってしまう蓮。

蓮...。