優しくていつも笑顔で私のことを見てくれている櫂くん。
私の理想の王子様そのもので、、

そんな人に好きって言われて私はすごく幸せものだと思う。




けれど、、私が今頭に浮かんでいるのは別の人。






「優衣ちゃんの好きな人より、俺の方が絶対優衣ちゃんのこと好きだよ。」




櫂くんの抱き締める力が強くなる。





「櫂、くん…。私、」








ガラ…っ




「植竹っ!」







………この声…