無事に英語の授業も終わり、再び2組へ向かう。



やっぱりあの先生日付で当ててきたー…
けど、電子辞書があったお陰でなんとかなった。



ほっとしながら2組の教室を覗く。



その時廊下側の机の周りで話していた女の子と目が合った。



あ、この子神崎とよく一緒にいる…。


麗奈ちゃん、だっけ。



私のことをじーっと見つめたあと麗奈ちゃんは口を開いた。





「もしかして、竜哉くんに用事?」




「あ、うん。呼んでもらってもいいかな?」




「あなた、竜哉くんのこと好きなの?

もし、そうだとしても、、私はあなたに絶対負けない。
竜哉くんのこと渡さないからね。」




いつもみんなで話してる声よりも低い声で私の目をキッと睨みながら話す麗奈ちゃん。




「わ、私はべつに…っ」




「竜哉くーん♡
1組の女の子が呼んでるよ〜!」




言い返そうとする声を遮って麗奈ちゃんは神崎を呼んだ。