あっという間に作ったお粥はなくなり、満足そうな表情を浮かべる神崎。
「はい、薬飲んでね」
「…サンキュ。
今日のお前さ、なんか……
…いや、なんでもない。」
「なによ、気になるじゃん」
歯切れの悪い神崎に聞き返す。
「………いや、優しい…し、かわいいなって…」
え、かわっ…///
普段の神崎なら言わない言葉。
不覚にも顔がボッと熱くなる。
神崎って、風邪ひくと性格変わるんだ…
「か、わいくないよ。風邪ひいてるからっていつもと違いすぎ」
「....うっせぇ。
風邪のせいじゃねぇよ…優衣」
そう言って神崎に引っ張られたと思ったら視界が逆転し、ベッドに押し倒されていた。