「おぉぉおぉぉぉぉらぁっ!」

特殊警棒、ドス、拳銃で武装した仁道會の組員達に、巽が果敢に突っ込んでいく。

特殊警棒を振り下ろす組員の腕を摑み、腹に膝蹴りを連発!

体がくの字に折れた所へ、顔面への膝蹴り!

背後からドスで刺しにかかってきた組員には、踵を跳ね上げて股間を蹴り潰す!

悶絶している隙に、後頭部に踵落とし! 

うつ伏せに倒れた所へ、頭部を踏みつけ!

ジワリとアスファルトに広がる血溜まり。

ピクピクと痙攣する組員など意にも介さず。

「環の敵討ちだ…死にてぇ奴も死にたくねぇ奴も、全員ここでぶっ飛ばしてやる…!」

巽は啖呵を切った。