危険ドラッグ業者ですら恐れるバスソルト。

厚生労働省は五つの物質を指定薬物に指定し、バスソルトをはじめとする危険ドラッグの規制を図るが、類似薬物はいまだ野放しの状況にあり、抑止力にはなりそうにない。

根絶には類似薬物も一括して規制する包括規制が有効だが、実現への道のりは遠い。

厚生労働省の医薬食品局監視指導・麻薬対策課は『包括規制の難しい点は、麻薬効果がない物質まで規制してしまう可能性がある事。それを回避する法律の明文化が難しく、慎重に検討している段階』と語る。