本当の“好き”が欲しい



「じゃ私授業行くから!裕太休んでなよ」

「おー」


茜ちゃんが教室へ戻ると裕太がカーテンを思いっきりあけた

「なに盗み聞きしてんの」

「後から来たの裕太でしょ」

「あー悪りぃな」

「いまのなんなのよ」

「は?」

「いまの… 私の事考えてたって」

「本当の事だから」

「別れたんでしょ?!私の事嫌いなんでしょ?!」

「んなわけねーーよ……」

「え?」

「俺がお前と別れたのは…茜に言われたからで…… だいたい俺は、琴里が大好きだって」