カーテンの向こう側へ手をのばした

触れたかった

裕太を信じたかった

すると、暖かいものが手にかぶさってきた

裕太の手の温もり…

「…裕太?」

「ん?」

「…裕太は…私のこと…好き…?」

「…おぅ…」

「わっ!」

私は裕太の布団の中にひかれた

裕太に手をひかれた

「ちょっ!裕太…なにしてっ」

私の言葉をふさぐように

裕太は…

キスをした…

私のファーストキスを…

大好きな…

裕太に…