本当の“好き”が欲しい


女子トイレに行くと

聞きたくなかった会話が聞こえてしまった

『ねー、私裕太の事マジ好きなんだけど』

『そーぉ?私、あんまりタイプじゃないー』

『私、裕太に告っちゃおっかなぁー』

『うん!大丈夫だよアンタなら!かわいいし』

『うーん…じゃー放課後に言う!』

『私も協力するよ』



聞きたくなかった

裕太が誰かに奪われるかもしれないなんて