本当の“好き”が欲しい


部屋に入ってきたとたんビックリした

制服をビジョビジョにした裕太がいた

よく見ると、

Yシャツが濡れて

肌が少し見えていた

「どーしたの?!そんなに濡れて!」

「お前、外が雨だって知らねーのかよ」

「え?だって私が帰る時降ってなかったよ?」

「急に雨降ることだってあるだろ」

「てゆーか!早く着替えてよ。床ビジョビジョだから」

「分かった」

そう言うとその場で脱ぎ始めた

「ちょっ!!なにしてっ!!」

「は?お前が着替えろって言ったから」

「ここでじゃない!」

「なに?好きな男の裸見たくねーの?」

そりゃ、見たぃ…みたくない!!

「見たくない!」

「そぅ?じゃーいいや」

そーだよ!なんでこんな所で着替えんの!