わたしの癒し



輝の後ろ姿を見ながら岩に座ってると


「か~のじょ♪
こんなとこでなにしてんの~?」

え、ナンパ!?…勘弁してくれぇ。

『彼氏待ってるんで。』

「え~。もう来ないんじゃない?
一緒に遊ぼうよ~?」

語尾を伸ばすな、気持ち悪い。
あんたもパンダ女達と一緒だっ!

『だから無理って言ってんでしょ?
どっか行って。』

「……ふーん。
じゃあ、無理矢理にでも連れていこう♪」

ぐいっと腕を引っ張られて
連れていかれそうになる。