いきなり目の前が暗くなった。 『……へ?』 輝の胸だった 「俺も悪かった。泣かないで。 俺が必死で探してる間喋ってんのは そりゃむかついたけど……1番むかついたのはナンパされたこと。」 『え?』 「俺、ナンパされてんのに笑ってる愛にすげぇむかついた。 ナンパしてるやつにも、もっとむかついた。……愛は俺のなのに、って。」 「すっげえ、…嫉妬した。 こんなのかっこわりぃよな。」 前髪をくしゃっと握る輝。