「ご飯出来たわよー!」 夢中になって遊んでいるうちに、いつの間にか辺りは暗くなっていた。 お母さんが私を呼びにやって来た。 「お母さんだ。私、帰らなきゃ」 「俺も帰る。またな」 篤希は脱ぎ捨てていた服を拾う。 「篤希の家はどこ?」 「あっちの方」 篤希が指を差したのは、私のおばあちゃん家とは真逆の方。 「明日もここに来る?」 「ここか…近くの神社にいると思う」 篤希との時間はあっという間で、私はこの短い時間の中でまた彼に会いたいと思うようになっていた。