明日、神社で待ち合わせ。 家に帰っても、まだドキドキが止まらない。 布団の上でゴロゴロしながら、1日を思い返す。 浮かんでくるのは篤希の顔ばかり。 学校でも教わらない、この気持ち。 胸の高鳴りの正体が知りたい。 「篤希…」 ポツリと呟けば、あったかい気持ちがじんわり広がった。