じゃあ、きっと神社だ。 私はドキドキしながら神社に向かった。 いなかったらどうしよう。 起きるの早すぎたかな。 神社の石段を登り、境内に入る。 「あ…!」 拝殿に篤希が目を閉じ、横たわっている。 私は小走りで篤希に近づく。 「…篤希…?もしかして、死んでーー」 「死んでねえよ」 拗ねた様に言った篤希を見ると、笑いがこみ上げてきた。