ーーー土方の部屋ーーー
はぁー。めんどいし帰りたい。
10分後に幹部達が集まった。

?『チビ、名前は?何処から来た?長州の間者か?』

チビチビうるさいなぁ。

この鬼が!

シカトしてやる!

藍『…』

?『…』

藍『…』

沈黙に耐えかねなかったのか、鬼は口を開いた。

?『…黙ってねーでなんか言え。』

藍『…』

?『…』

しばらく沈黙が続いた。

藍『……人のことをチビ呼ばわりしときながら、自分の名も名乗らずに人のことをを聞くな。……そんなこともわからないとは子供か』

言いたいことを言わせてもらい、スッキリした。

ただ…鬼の癇に障ったようだ。

今にも殺されそうな勢いだ。

?『トシ、この娘の言うことは正しいぞ。俺は此処、新撰組の局長の近藤勇だ。
名を教えてはくれないかね?』

この人は信用できそうだ。

藍『み、水無月藍。』

でかい人だなぁ。

勇『水無月藍…良い名だ!ほら、トシ達も自己紹介をしなさい。』

近藤とか言う人は、他の奴らに、自己紹介するように声をかけた。

初めに挨拶して来たのは、

?『俺、藤堂平助!8番隊の組長!よろしくな!』

犬みたいに元気な子が挨拶して来た。

8番隊なんだ。

そこに誰かが割って入って来た。

?『おいおい平助!抜け駆けとかずるいぞ!俺は永倉新八!2番隊組長!よろしくな!』

筋肉ムキムキなデカイ人が挨拶して来た。

?『平助ずるいぞ。俺は原田左之助だ!10番隊組長!槍使いだ!よろしくな!』

今度は色気がムンムンな人が自己紹介して来た。