「こゆりー、このあとカラオケいく?」

「あ、ごめん今日は用事あってさ」

「そっか、じゃあねー」

まほは、私に手をふって

教室をでた。


はぁ


私のためいきが

誰もいない教室に

やたら響く。


隠し事なんて、したくないのに。

ごめんね、まほ。


誰もしらない

わたしだけの秘密。