「じゃー決まりな、頑張れよ」



そう言ってあたしの頭を

ポンポンしてくれた。


なんだか居心地がよくて

ついうっとりしてしまった。



「お兄ちゃんみたい」


「俺が?」


「うん、あたしね

中島くんみたいなお兄ちゃんが欲しかったの」



ふと口からでたその言葉は

あまりにもぴったりすぎた


優しくてかっこいい

そんなお兄ちゃんが欲しかった


中島くんはまさに

そのお兄ちゃん像にぴったりだった