その日以来、私は朱史君と上手く話せなくなった。

話しかけられても、うなづくだけ。

私から話しかけるなんてことは、出来なかった。

頭の隅に、真っ赤な顔の朱史君がチラつき、キュンとすると同時にモヤモヤした。