そう言った途端、朱史君の顔が真っ赤に染まった。



「お前も顔真っ赤だぞ!」



男子が言い、朱史君は必死に反論する。

私は、熱がすうっと冷めるのが分かった。

朱史君、好きな人いるんだ…

どうしてだろう。

それが分かった途端、胸がモヤモヤして気分が悪い。