自分で聞いたのに、やっぱり落ち込む。



「朱史君に好きな人が居るのは、知ってる…でも、私……朱史君が好きなの!」



噛みそうになりながら必死に言った。

朱史君は面食らった様にぽかーんとしている。

だんだん恥ずかしくなってきて、



「…い、以上です!」



私は布団を頭から被り、うずくまった。