痛い…

目を覚ますと、学校の保健室だった。



「羽蘭!良かった、気が付いて」



私が寝ていたベッドの横で、朱史君が椅子に座っていた。



「私…何で保健室に…」

「ボールが頭に当たって、倒れたんだよ。それで丁度休憩中だったから運んで来た」



朱史君に説明してもらって、嫌な事まで思い出してしまった。