ねむねむ
ねんねん

寝れなーい!

なんでだろ?
明日はテストなのに…
どうせ殆ど解けないから時間あまり過ぎて、
寝る…

やばい。
内申どうなってんだろー

どうにかなるかな。



『いい人生送ってるねー』

はい?

『気楽だねー。若い子は。』

ちょっと頭にくる物言いだ。
気楽に生きてるなんて思ってないけど、本当失礼だ。

つーか
『誰?』
『さとう。本当の名前は全然違うけどそれが《護人》としての名前だから。』
はい?
『にしても今度の子は若いねぇ。』
なんだか少し不憫な目で見られた。
『俺も20代前半でなって、若い若い言われたけど、君中学生でしょ?』
『…そうだけど。』
なに?
やばい不審者。
誰か助け呼んだ方がいいかも。


あ、れ?

よく見ると辺りは真っ白な空間で何もない。
さとうと名乗った40代位のおじさんとあたしだけ。
いつこんな所に?
そもそもあたし何してたんだっけ…

『俺も時間ないんで手早く説明するわ。まぁ細かいとこは省くけど。』

そういうとおじさんは話始めた。
なんとも奇妙な話だ。