私は指定された席についた。私の席は窓側の一番うしろ。

はぁこの教室にうまくなじめるといーな。
まぁ、こんな私を相手にする人なんているわけないけど。

でもその考えは一瞬にして消え去った。

?「ねね、私夏木花梨(なつきかりん)!!!
よろしくね麗奈ちゃん♡」

麗「よ、よろしく!!!」

わぁーかわいー。栗色のボブヘアに白い肌はすごく華奢な花梨ちゃんにとても合っていて女の私でも一瞬ドキッとした。

花「あ、ねね、このクラスの[龍希]ってしってる?」

麗「りゅうき...?あの暴走族の?」

花「そそー!あの人達めっちゃイケメンなの♡ここにいる女子はほとんど龍希のやつにほれてるの。まぁわたしは興味ないけどね(笑)」

暴走族は人殺し同然と思っている私にとっては龍希のだれかに恋をするなんてありえない。
なにがあっても好きになんてならない。
いゃなってはいけないんだ。
なぜなら私のお父さんの香川茂(かがわしげる)
お母さんの香川麗(かがわうらら)それからこれから産まれてくるはずだった3人の命を奪った人殺しだから。