「空ちゃんと吉川さん…？」

「なっちゃん！！…大丈夫？？」

私がそういって、うずくまったなっちゃんの顔をのぞきこむと、


「…は、恥ずかしいところみられちゃったなぁ…

ごめんね、２人とも、迷惑かけちゃって」


「迷惑なんかじゃ「あんたさぁ…」

う、また莉絵に、遮られた。

「かわいくない。」


「り、莉絵！？」

え、ちょっと莉絵！なにいってんの！？

なっちゃん涙目になっちゃったじゃんよー！！！


「かわいくないよ。

辛い時はさぁ、辛いって言えばいいじゃん。

苦しい時は、苦しいって言えばいい。

相手にしてくれない人だっている。

もっとひどいことしてくるやつらもいる。


…でもさぁ、助けてくれるような人たちもいるんだから。」


「吉、川さん…」


「そうだよ、なっちゃん。

迷惑なんかじゃないよ？

私はなっちゃんのこと、大切な友達だと思ってるから。」


「…空ちゃん…」