…許せない。

なんでそんなひどいことをできるの?

「ちょっ「ちょっとあんたらさ。」


私が、いじめっ子たちに文句をいおうとしたとき、それを莉絵が遮った。


「こんなことして、いいと思ってんの?

調子のんなだぁ?

お前ら、何様のつもりだよ。

この子が自分よりかわいいからって、妬んで八つ当たりしてんなよ。

ほんと、性格ぶす。」


「…な……うっさい。もう、帰るよ」


いじめっ子たちは、逃げるようにして、その場をさっていった。