「もしもし?

……うん……そっか、わかった。

…うん、じゃぁまた後で、バイバイ」



私は電話を切り、ふと窓の外をみた。

…きれいな桜だなぁ…。



「そーーらっ!!」



「っ!!びっくりしたーー!

もぅ、急にどうしたの、莉絵?」


「どーしたの?じゃないよ!!

まーた、愛しの瑞樹くんと電話?」


「…ま、まぁね…」


「もー、ほんとに、ラブラブなんだからー

いーなーーー、うちも彼氏欲しいぃぃい」


「はいはい、莉絵ならすぐできるよ」


「あ、ちょっと空っ!

てきとーでしょ!てかおいてかないでよー!」