彼は彼女の方に顔を向ける。 真剣な表情だった。 彼は彼女がギリギリ聞こえる位の声で喋る。 「真央の想像できねぇレベル。俺はそれを知った。ここを卒業したらあの研究施設からは外へでれなくなる。今だって学校以外は付かれてまわる生活だ。俺はどーしようもできない。」 「何それ!酷すぎる!」 彼女は声を張る。 「しっ!」彼は人差し指をたて、静かに、と目で合図した。 「こんな中途半端な話方してごめんな。けど、これ以上は喋れない。国がこれからの未来を変える研究をしてるのは重々分かってっから。」