足りないものを補える場所…。


ぽひゅっ………と、気の抜ける音がした。
この音は確かに頬から空気が抜けた音だけど、重要なのは、僕が触っていないことだ。え、?じゃあ誰が?

上を向いてみると…そこには、プンプンとこちらも怒った勇那さんが立っていた。
「もうっ、何、情輝様の頬の空気を抜こうとしてるんですかっ!!情輝様の空気抜きは、うちの仕事ですぅ!もぉーーーーーしやるんだったら、うちと勝負だよっ!」
ピンク色に向上した頬で、一気に言われたので、頭が混乱して、
「えええっ?あの?」
って、答えてしまい、
「ふんっ!勝負なんかできっこないんですよ!うちに勝つのなんて、百万年早いんですよおっーだ!」
そのまま意志の強そうな紫水晶の瞳で見つめられる。
「あ、…の、…」
ジィィィィィィィィ…
「あ、っと、…あ…」
ジィィィィィィィィ…
「す、すいません。」
「ふふぅん♪いいよ!これからはくれぐれもしないようにねっ!」
と、上機嫌にいった。