チリリリリン♪
トビラについている小さな鈴が可愛らしい音を鳴らした。
「はぁ、はぁ、ああー、この鈴の音でバレてないといいけど……。」
いや、でも学校の登校途中だから、入って来れないだろうし、あ、でもでもまだ登校には早い時間だから入って来ちゃうかも…!!ああーどうしよ!!
なんて、こつこつと考えていると、クスッと笑い声が聞こえた。
「あ、すいません。あまりに表情が変わるのが面白かったもので。ふふふ。」
店員さんだろうか?多分そうだろう。洋風のサンシェードと同じサーモンピンクとオフホワイトのしましまのふりふりエプロンを着ている。
「い、いえ!あ、あの…!」
「何か、お探しですか?よければ、言ってくださると、私もお力になれますが。」
店員さんが、優しく言ってくれる。
「あ、じゃああの…」
僕は怒音さんから預かった紙を開いた。事細かにお菓子の名前が書いてある。僕は恥ずかしながらも、その言葉を読み上げていった。


