足りないものを補える場所…。


「さて、君はこの契約書に名前を書き込んだ訳だがな、いいのか?」
「いい?何がですか?」
僕がキョトンとすると、情輝様が苦い顔をした。うっ!早速失望させてしまった…?
「そこの契約書に書いてあるだろう?
1.もし、ここの執事になる場合は、学校をやめなければならない。
2.家を出てこなければならない。
3.ここに住まなければならない。以下略。ちゃんと見てみろ。」
言われてみて、初めて名前を書く欄の下のほうを見た。
「あ、ホントだ。」
4.必要がある時以外は外を出てはならない
5.詮索をしてはならない。6.…etc
う~ん……2345は、全然守れる。別に外に行く用もないし、詮索とか興味ないし。あの家から離れてもきっと大丈夫だ。
でも、気になるのは、1.の…『学校をやめなければならない。』だった。
学校にいる友達の顔が浮かんでくる。
はなれる事になる。まあ、この城からも近いし…あ、必要がある時以外は外を出てはならないんだったっけ。
でも……